冬をなかばに
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校門をでたところで、ヒバリはツナへと声をかける。
「何。じっと見て」
「いえ……。ちょっとだけ、汗かいてますよ」
「そう」すっきりとした声だ。ツナが眉を顰める。
ヒバリは真っ直ぐにその視線を見返した。数秒でツナが目を反らす。
そそくさと離れた体を、しかし、腕を掴むことで引きとめた。綱吉と呼びかけるが、少年は振り返らない。風紀委員長は口角を吊り上げた。復讐ができたような気分だった。
(ヒバリさんって、どうしてリボーンとはやたら仲がいいんだろ)
(綱吉は赤ん坊とやけに仲がいいから)
(俺には理解できない。わかってるクセに、二人してすぐにのめり込んじゃうし)
(僕には追いつけないものがあるよ。どうして赤ん坊の居場所がすぐにわかるの)
(ああ言うの見ちゃうとやっぱり、少し寂しくなるよ……)
(疑うわけじゃない。綱吉は僕の傍にいる。……でも寂しくなる)
ヒバリがツナを見下ろした。ツナもヒバリを見上げる。
腕を掴む力が強い。ヒバリが、短く訊ねた。
おわり
*「冬をなかばに」
*シーンを再現した漫画を
*いただいてしまいまし…た!
*えへへ!
「わっしょい!」のチーターさまからです。
ありがとうございますありがとうございますっ。
書いたものが 新たなかたちでかえって来るー!
すごい。感動しました。 恥ずかしいやら嬉しいやらでキャー! と叫びたいです。
さらにもう、ヒバリさんが格好よくてツナがかわいくてキャー! です。
小説かいててよかったです。連載はじめてよかったー!
さらにもう一度 すてきなサイトさまを 「wassyoi!」 !
ほんとにわっしょいです。家宝とさせていただきます♪
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